★ 各地の美術館巡る旅 ★






 ☆ 「美」を巡る小さな旅 ☆ 

( 東京都豊島区 )

このたび、2019年11月14日(木)、町田市立国際版画美術館友の会が企画した「第22回美術館めぐり」の旅に参加しました。 この日は、秋晴れに恵まれました。八十六歳の私は心身共に爽やかな一日を過ごしました。
「美」を巡る小さな旅は、JR山手線目白駅を中心とする三つの小さな「美の館」を巡る旅でした。 私にとって、①「切手の博物館」、②「学習院大学史料館」、③「自由学園明日館」は、その存在を初めて知る「美の館」でした。 これらの館に入場して、いままで知らなかった「美」の世界に感動しました。

 まず最初に①郵便切手の博物館へ行きました。「切手の博物館」は、日本及び外国切手約35万種、ステーショナリー類約15,000枚、 切手関連の書籍・カタログ約13,000冊、切手関連の雑誌・オークション誌約2,000タイトルを所蔵する、世界でも珍しい郵便切手の専門博物館です。
ここでは、企画展として「光の世界」展がありました。 私は郵便切手の美しさに感動しました。 「光輝く天体」「自然の中の光」「美しい夜景」「信仰と祭礼の光」「象徴としての光」などを主題にした切手が展示されていました。 星や太陽は自然、灯台の灯光や花火は人工、信仰や祭礼の灯りは概念の光です。 自然の光、人工の光、概念の光に着目して、切手に描かれたありとあらゆる光を集めています。 私は森羅万象が極めて小さな平面に印刷された切手に「極小の美」を発見し、その美しさを堪能しました。
2階の資料室の書棚で「日本郵趣協会町田支部」の存在を発見しました。そして、2018年8月22日~28日に町田市立国際版画美術館市民展示室で 「町田趣味の切手展2018」を開催されていた事実を知り、感慨に耽けりました。

次に②学習院大学史料館へ行きました。ここでは「武具ゾクゾク」展が開催中でした。 私は、展示されていた武具の中に「美」を見つけることが出来ました。
展示室には、主に常陸国下館藩家老・牧家に伝来した鎧、軍配、陣笠、火縄銃などの武具がありました。 こうした日本の武具展示に加えて、旧制学習院が収集した資料からアジアの武器や欧米の銃も紹介さています。 日本の武具は、攻撃に使う刀剣・弓矢・鉄砲などと、守るための甲冑・盾などと陣羽織など装束や、鞍・鐙などの馬具などがあります。
江戸時代になると各大名の歴史や格式を表す〝表道具〟として重要視されていました。 平和の時代が260年間も続いた江戸時代にこそ、武具が「装飾美」に移行していったと思います。
私が注目した「美」は、館内に「俵藤太物語絵巻」が展示されていました。俵藤太こと藤原秀郷の武勇伝を描いた絵巻物です。 17世紀前半の作例です。色彩豊かで豪華かつ迫力ある合戦場面を美的鑑賞眼で堪能いたしました。

そして、最後に③自由学園明日館へ行きました。自由学園明日館は、1921年(大正10)、 羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により建設されました。
明日館建設にあたり羽仁夫妻にライトを推薦したのは遠藤新です。 帝国ホテル設計のため来日していたライトの助手を勤めていた遠藤は、 友人でもある羽仁夫妻をライトに引きあわせました。
夫妻の目指す教育理念に共鳴したライトは、 「簡素な外形のなかにすぐれた思いを充たしめたい」 という夫妻の希いを基調とし、 自由学園を設計しました。
私が、最も感動したのは、明日館全体の建築美であり、そして明日館ホールの壁面を飾っている絵です。 この壁画は創立10周年を記念して、 当時、学園の美術教師を務めていた美術家・石井鶴三の指導の下、 生徒たちの手によって描かれました。 「見よ、火の柱、雲の柱・・・」 という旧約聖書出エジプト記に材をとった、 自由学園校歌の一節がモチーフとなっています。

なお、昼食は、学習院の学生食堂を利用しました。メニューの品数が豊富で、 安価でした。私が食べた「四川風麻婆豆腐御飯」・(350円)は、とても美味しかったです。 それから、学習院から自由学園へ行く途次に、豊島区立目白庭園「赤い鳥庵」に立ち寄りました。素晴らしい眺望がありました。 私は、池の南側に築いた石垣の上にある椅子席から庭園を一望しました。 大都会の真ん中にある目白庭園の静寂さと美しさを暫し堪能し、老体を休め憩うことが出来ました。

今回の「美」を巡る小さな旅では、 私にとって、いままでに 全く知らなかった美の世界を見聞することが出来ました。 それぞれの「美」を鑑賞することが出来て感動の連続でした。 そして、私の美意識を高めて、とても有益でした。 最後に、この旅を企画された「友の会」に感謝申し上げます。


  2019年11月14日、東京都、JR山手線の「目白駅駅舎」


  2019年11月14日、東京都豊島区、「切手の博物館」の資料室


  2019年11月14日、東京都豊島区、学習院大学の校門


  2019年11月14日、東京都豊島区、自由学園のホ-ル


  2019年11月14日、東京都豊島区、目白庭園








 ☆ 山梨県立美術館への旅 ☆ 

このたび、2019年10月9日、町田市美術協会が企画した「美術館巡りの旅」に参加しました。主目的地の山梨県立美術館を訪問しました。 多くの美術品を鑑賞しました。この美術館のコレクション(収蔵品)は野外展示の彫刻などを含め1万点を越えるという。 西洋美術ではジャン=フランソワ・ミレーの「種をまく人」「落ち穂拾い、夏」「ポーリーヌ・V・オノの肖像」など ミレーの作品群のほかバルビゾン派の画家の作品を数多く収蔵している。
日本近代美術では山梨県出身画家やゆかりのある画家の作品を多く収蔵し、野口小蘋や近藤浩一路、望月春江らの作品が収蔵されている。 また、山梨県出身の版画家萩原英雄の作品群や蒐集コレクションの一括寄贈(4800点)を受けており、常設展では萩原英雄記念室が設けられている。














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